サイドFIREを目指す夫婦が「賃貸か持ち家か」について真剣に考えたはなし

FIREのこと

私たち夫婦はサイドFIREを目指しています。

そんな中で私たちはよく「賃貸か持ち家か」について話をします。

しゃけまる
しゃけまる

FIREという生き方を知るまでは

「絶対に自分の家が欲しい!」

と思っていました。

ずんだもち
ずんだもち

家を買った人の話で、

買った時の値段と変わらない」とか

むしろ買った時より高い」っていう話を聞いて

投資としての持ち家もアリなのでは?という話になりました♪

今回は、FIREを目指す人が家を買うべきなのかどうかテーマに話したいと思います。

こんな人に読んで欲しい!
・FIREを目指している人で、家を買うか迷っている人
・現在、賃貸物件に住んでいる人
・住宅の購入にはどんな費用が掛かるか知りたい人

FIRE達成後、居住地を変える(家を売る)ことを前提に話しています。

家を買ったら終の棲家にしたい!という方にはあまり参考にならないかもしれませんが、家を買ううえで知っておくべきことをお伝えしますので是非ご覧ください

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FIREを目指している人は家を買うべき?

結論から言うと、私たち夫婦は、

物件購入はアリ派(※ただし物件選びは慎重に)

です。

ずんだもち
ずんだもち

理由はこの後説明します♪

しゃけ(夫)が勝手に考えてみた机上の空論であり、根拠とか裏付けとかそんな感じのものはありませんのでご了承ください。

不動産屋さんが言うこのセリフ、本当?

本題に入る前に、不動産さんが良く言うセールストークについてよく考えてみましょう!

・賃貸の家賃、そのまま支払うのもったいないですよね?

・そのまま住宅ローンの返済に充てれば、自分の資産になりますよ

・どうせ数年後に買うなら、いま買った方がいいですよ

よく言われるめっちゃ納得しちゃうやつですよね。

しゃけまる
しゃけまる

これ言われると、

確かに!!って思って

焦っちゃうよね~

このセールストーク、しゃけ(夫)が考えるに、

半分ホントで半分ウソなんじゃないかと思っています。

どういうことかというと・・・

賃貸の費用は?

→たしかに全部無駄。帰ってくるものは何もない。ただ家賃を支払い続けるだけ

持ち家の費用は?

→無駄になる費用もあるし、無駄にならない費用もあるのでは?

 つまり、資産として残らない費用は結構あるということ。

資産として残る費用の例としては

≪資産として残る≫
・ローン元金の返済

があります。

一方で、資産として残らない費用の例としては

≪資産として残らない≫
・ローンの利息
・管理費
・修繕積立費
・固定資産税
・団信保険    などなど・・・
しゃけまる
しゃけまる

これらの費用が

「賃貸だったら掛からない無駄な費用」

と捉えるのがポイントだね!

この考え方を踏まえたうえで、物件の検討をすることが大切です!

ずんだもち
ずんだもち

それじゃあ実際の物件を見てみよう♪

とある市のマンションの例(ネットでささっと調べてみました)

いやはや、物件探しはやっぱり楽しいですよね。時間があっという間に過ぎてしまいます。

もう売れてしまいましたが、

実際に住みたい!と思った物件があったのでご紹介します。

・物件価格3650万円
・築13年の2LDK
・駅徒歩3分
・管理費15,700円、修繕積立費16,160円
・35年ローン、変動金利0.7%フルローンで借り入れ
・返済方法は元金均等返済
・10年後に売却することを想定

この時のランニングコストを試算してみたところ、こんな感じでした!!

ずんだもち
ずんだもち

うーん・・・

どれを見ればいい?

ピンとこないなぁ・・・

しゃけまる
しゃけまる

この図で見るべきポイントは

3つだよ!

①トータルでならすと月々14万円くらいの負担

②資産になっているのは、月に7万円くらい。残り半分は捨て金

③10年後、ローンの残債が2800万円(3650万-840万)くらい

ずんだもち
ずんだもち

うーん?

つまりこの物件の場合

10年後に2800万円以上で売れれば

金銭的にはおトクってこと?

しゃけまる
しゃけまる

そういうこと!

でももう1つ考えなきゃいけないことが

あると思うんだ!

家を買うかどうか迷っている人は、賃貸物件に住んでいる人がほとんどだと思います。

なので、賃貸物件から持ち家にしたことで発生する費用も考慮すべきだと思いました。

ずんだもち
ずんだもち

つまりどういうこと?

しゃけまる
しゃけまる

①維持費の差額

②購入時と売却時の手数料

の2つの費用を考えるべきということ!

賃貸と持ち家の維持費の差額

今の賃貸維持費が仮に11万円くらいだったとすると、

上の物件の月々の維持費が14万円くらいだから・・・

差額の3万円×12か月×10年=360万円

ずんだもち
ずんだもち

つまり、持ち家にしたことで

360万円分は費用として

かかってしまうということだね♪

しゃけまる
しゃけまる

まぁこの差額に関しては、

利息とか修繕積立費とか

全部コミコミで今と維持費と同じくらいの

物件を探せば生じない費用だけどね!

ずんだもち
ずんだもち

目の前の数字だけを見て判断するんじゃなくて

色々な費用を全部考えて比較しなきゃだね♪

購入時と売却時の手数料

物件購入時と物件売却時には手数料がかかりますよね。

これも、 「賃貸だったら掛からない費用」と言えると思います。

不動産価格の5%くらいが相場らしいので、

ざっくり 3000万円×5%×2=300万円くらいとしておきましょう。

しゃけまる
しゃけまる

ちなみに

賃貸物件の維持費も

・更新料

・火災保険料

とかがあるよね。

全部分かったうえで比較してみよう

ポイントをもう一度おさらいすると、

・借り入れ価格は3650万円
・10年で返せるローン元金は約850万円
・賃貸維持費(11万)と持ち家維持費(14万)の差額は360万円
・購入時・売却時手数料は300万円

つまり
3650万-850万=2800万・・・ローン残債
2800万+360万+300万=3460万円・・・損益分岐点的な金額

つまり、10年後に3460万円以上で売ることができれば、

金銭的に得することができるというわけですね。

辛めのシナリオを想定するのは大事だと思うので、今回は結構シビアに見積もっています。

10年後、どのくらいで売れそうか?

じゃあもし今この物件を購入したら、

10年後どのくらいで売れるのか知りたくて、自分なりに調べてみました。

個人的に注目すべきポイントは2つあると思います。

①不動産価格の推移
②類似物件の価格

不動産価格の推移

インターネットの不動産サイトでは

どのホームページにも「築年数別の価格相場」がエリアごとに公表されています。

こちらのサイトで簡単に調べられます。

【アットホーム】価格相場から中古マンションの物件を探す|マンション購入の情報
中古マンションの価格相場をご紹介。豊富な物件情報から平均購入価格を算出。価格の目安がわかるので、マンション・不動産の情報サイト アットホームなら、ご希望にぴったりな中古マンション 購入の情報が簡単に検索できます。その他、中古マンションの購入に役立つマンションの情報が盛りだくさん。新築マンション・中古マンションのことなら...

先ほど紹介した物件のエリアを見てみると、こんな感じでした。

気になっていた物件のエリアは、5年ごとに4%弱下落しており、

10年で7.5%下落していることがわかりました!

この下落率を3650万円に当てはめると

3650×(100-7.5)% =3,376万円で売れそう!

という考え方ができますね。

数字がすべてではありませんし、今後どうなるかもわかりませんが

判断材料の一つにはすべきだと思います。

類似物件の現在の価格

気になっている物件が10年後どのくらいで売れそうか知りたいときには

類似物件の+築年数10年の物件を調べてみるといいかと思います。

つまり、気になる物件の条件を一緒にして、

築年数のみ10年増やして物件検索をしてみてください

ずんだもち
ずんだもち

えー?

それで何が分かるの?

しゃけまる
しゃけまる

条件を一緒にして、築年数だけ10年増やして検索すると

その物件の10年後のおおよその価値がわかるよね。

ずんだもち
ずんだもち

うんうん・・・

しゃけまる
しゃけまる

上限を10年後の見込み金額に設定して検索してみよう。

さっきの例でいうと、3,376万円だね!

ずんだもち
ずんだもち

全然物件情報が出てこないよー!

・・・あ! つまりこの条件だと

もっと高い金額設定がされているということだね!

しゃけまる
しゃけまる

そういうこと!言いかえると

物件がたくさん出てくる場合は

その金額よりも低く売れてしまう可能性が高い

ということになるね!

築年数のみ10年増やして検索することで、似た物件の10年後の価格がわかるので

10年後どのくらいで売れそうか?がわかりますね。

まとめ

これまでの話をまとめると

①10年後、何円で売れれば金銭的には得するか?
 →3460万円で売れればおトク

②気になっていた物件は、10年後何円で売れそう?
 →3376万円で売れそう

という結果になりました。

つまり、3460万円より低い金額で売れそうなので、

この物件を購入すると損という結論が導けました!

そもそもなぜ売る前提なのか?

この記事を見ていただいた方の中には、

「なんで売る前提なの?」

と首をかしげながら見ていただいた方もいると思います。

私たちが家を買うなら売る前提で考えている理由は、

柔軟な対応ができるようにしたいからです。

家を購入すると、「引っ越し」のハードルが一気に高くなりますよね。

それはつまり、「持ち家に縛られる」ことを意味します。

・子どもができたから部屋がたくさん必要だけど・・・
・隣人にどうしても我慢できない、変な人がいるなぁ・・・
・子どもが成人したから部屋が余っているなぁ・・・
・なんだか思ったより生活費が高い・・・住宅費を下げたいなぁ・・・
  などなど

家を買うと、こんなことを考えてしまうんじゃないかなぁと思っています。

特に最後の生活費の話はめっちゃ大事だと思っていて、

FIREって、達成前も達成後も生活費を下げることがキモと言われていますよね。

人生どんなことが起こるかわかりません。FIREなんてできないかもしれません。

もし物件を売りたいとき、売らなければいけないときがきたら

「物件を高く売る」選択肢があるとないとでは、資産額に大きな影響を及ぼすと思います。

私たち夫婦は、

状況に応じた選択ができるように、選択肢を狭めてしまわないように

「売る前提」で考えることが大切だと思っています。

皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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